日本生理人類学会シンポジウム

Dscn0086 皆様、ご無沙汰しております。久しぶりの更新です!

世間はすっかり春なのに、まだまだ冬眠状態のオードリーです・・・。

今日の東京は、コートなしでも良いくらいポカポカ。冬眠状態のオードリーも陽気に誘われ外出。外出先は、有楽町朝日ホール。日本生理人類学会シンポジウムがあり、行って来ました。

テーマは、「森林浴と快適性~そのリラックス効果を生理的に測る~」。

最近、森林セラピーに興味があり、少し勉強しなくてはと思い、その一歩としてシンポジウムで話を聞いてきました。倉渕のパン屋さんも森林インストラクターの方と5月から「森の癒し体験」を行う予定。ちなみに、「森林セラピー」は商標登録されているということで、安易に使えないそうです。

シンポジウムの内容と講師の方々をご紹介します。

「自然と快適性」宮崎良文(森林総合研究所)、森林でリラックスするかどうかは個人の価値観で変わるとうことをおっしゃっていました。興味深かったのは、さくらを見ると脈拍数や脳の血流が増えるということ。さくらの花の色も関係しているようです。お花見して宴会したくなるのもわかる気がします・・・。

「森林セラピーの生理的評価法」恒次祐子(森林総合研究所)、血圧・脈拍(心拍)数だけではなく、心拍の一拍ごとの時間間隔のゆらぎ(心拍変動性)、唾液を用いたコルチゾールや免疫グロブリンA(IgA)などを測定し、これらを組み合わせて森林浴のリラックス効果を明らかにします。

「森林セラピーのリラックス効果」朴範鎮(森林総合研究所)、2005年度に林野庁が発表した「森林セラピー基地構想」に基づき、全国24ヶ所において計288名の大学生を対象として行った生理実験の結果報告。森林と都心で過ごした状態で比較。森林セラピーが生理的なリラックス効果をもたらすことが明らかになっています。効果の持続も直後よりは低下しますが、一ヵ月後でも持続していたということです。超多忙な方が月1回でも自然に触れることができると、だいぶストレスが減るのかもしれませんね。

「小国スギの教室机で免疫能アップ」綿貫茂喜(九州大学)、熊本県小国町の小国スギを使い、中学校の教室机と椅子を作り、4ヵ月使用した際の生理反応を測定。従来の机と新しい机(木でないもの)と比較。小国スギの机と椅子を使ったクラスは、免疫グロブリンAの数値が他のクラスより高くなったり、インフルエンザによる欠席者数が少なくなっていたという実験結果でした。科学的なもではなく、自然の素材を使ったものは体に良いということです。香りや成分だけではなく、肌触りも結果に関係しているかもしれないといっていました。

「木目の不思議」仲村匡司(京都大学)、木目模様を前にしたとき、どこを見て、何を感じ、どのようような特徴が私達の心身に影響を与えるかなど、お話してくださいました。木目模様の節は、視覚的に強烈な刺激を与える為、ありすぎても不快感を与えてしまうそうです。確かにスライドで節のたくさんある木目の壁や床を見たら、目がチカチカして不快でした。

その他、近赤外分光法による脳活動計測のデモ実験も行われました。

森林セラピーは発展途上であり、いろいろ研究が行われています。資格も来年くらいに試験ができるように準備をしているそうです。これからが楽しみですね!今度は、実際に体験してみたいなーと思いました。

今回は写真を撮っていないので、大家さん家のにゃんこの「くまちゃん」の写真をアップしました。全く関係なくて、すみません・・・。

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